From;秋山大介

「あ~、それですね。それならLINE@を使ったほうが良いですよ~♪そうすれば、カンタンに伸びますよ!」と、最近はLINE@が主流ということもあり、そんなことを言う人が多いかもしれません。しかも、その人が、いわゆるマーケティング分野で上手くいっている人であれば、あなたは「そうか!LINE@やれば商売繁盛だ!」と思ってしまうかもしれません。

あなたはLINE@使う派?使わない派?

だから、多くの人は、そのような話を聞いてしまうと、すぐにそこに飛び込んでしまいます。ただ、その一方で、テコでも動かない人もいるので、そういった意味では、即行動という気持ちがあるだけ良いのかもしれません。それはさておき、もしあなたがセミナーなどで出会った人に「LINE@がいいですよ!」とオススメされたら、あなたは取り入れるでしょうか?それとも、見送るでしょうか?ぜひ、あなたの場合で考えてみてください。

いかがでしょうか?ちなみに、私は現状では取り入れても良いかな~というところです。その一方で取り入れなくても良いかな~とも考えています。将来のことを考えれば取り入れたいとも思いますが、ムリにやることもないといったとろこでしょうか…。いったい、なぜか?それは…

この店舗では使うべき?

その理由をお伝えする前に、一つある店舗の話をお伝えしましょう。この店舗は美術品などの、高額商品を販売しています。顧客層の中心は60代以上。この店舗の経営者に、あるマーケッターはこういったそうです…

「店舗ビジネスだったら、LINE@を使ったほうがお客さんドンドンきますよ!」と。でも、その経営者の方は、「本当に?」と思って、私に相談に来ました。

「ある人から、こんなことを言われたのですが、どう思いますか?私はどうも、自分の顧客層には合わないのではないかと思うのですが…」

まさに、これです。そうなのですよね。私もこのご相談をいただいたとき、真っ先に「いやいや、ウソだろ…そのアドバイス…」と思いました。だって、その方が扱っている商材は「美術品などの高額商品」で、顧客層の中心が60代以上です。しかも、店舗の場所は多くの画廊などが立ち並ぶ場所です。そのようなところで、果たしてLINE@が合うのでしょうか?

はしたいないから止めなさい!(怒)

実は、これに関連した面白い話があります。私が仕事関係で出会ったある人は、目黒駅周辺でチラシを配布していたようです。その内容は、駅ビル内で開催するイベントの告知だったようなのですが、彼が必死にチラシを配布していると、気品ある見るからに根っからの目黒住人という御老人が、声を掛けてきたようです。

「はしたいないから止めなさい!(怒)この街は、こういうことをする街ではない。」と。もちろん、これには「セールス=悪」の思考が刷り込まれている可能性もあります。ですが、それは除いてここで考えなければならないのは根っからの住人にとって「チラシの配布」という行為は違和感があり、認められないということです。

ということは、もしその美術品を扱う店舗で「LINE@はじめました!」と、ポスターでも貼られていたらどうでしょうか?おそらく、近所からクレームが来るでしょう。景観を壊すまでは言い過ぎですが、「この地域には合わない」とご近所が許さないでしょう。

彼らにとってのLINEとは?

そして、ご近所ならまだしも、きっとお客様もそう思う方が多いと思います。もちろん、60代以上でLINEを使っている方は多いです。ただ、その目的の多くは「お孫さんと連絡を取るため」「お孫さんの写真を受け取るため」のようです。某キャリアの問い合わせ件数の第1位は、この類の問い合わせのようです。

つまり、顧客層にとって、LINEはあくまでも「お孫さんとの通信手段」であり、その店舗との通信手段ではないということです。だから、もしその店舗でLINE@をはじめてしまったら、お客さまからあまり良い声を聞かないかもしれません。

何がお客さまに喜ばれるか?

もちろん、これは100%とは言い切れません。ただし、ご相談者の方と考えれば考えるほど、これは合わないな~という結論なのです。しかも、この店舗では、DMが上手くいっています。それであれば、わざわざLINE@を取り入れる必要はなかったということです。むしろ、そのDMの中身を工夫したり、eメールでの情報配信を増やしたほうが、顧客層には喜ばれるという結論に至りました。

ということで、私の場合の理由ですが、私は顧客層が望めば情報配信しますが、今のところ望まれていないので、配信は見送っているというとことですね。

でも、今回のご相談で、本当に思います。私は経歴の中に、店舗ビジネス、高額商材の取扱い、B2B、B2C、営業、インターネット販売など、様々な経験があります。そして、今も家業の経営者として会社経営しています。だから、私であればいくら今LINE@が主流であるからといって、何でもそこが解決策で良いのか?と疑問に思います。

だって、極端な話ですが、LINE@で100万円単位の宝石を販売していたら変ですよね。というより怪しいですよね。通販番組を見ても、以前よりはずいぶんとハードルは下がりましたが、いまだに100万円単位の宝石は販売していませんよね。

「3M」なんだってば!(笑)

まさにこれです。そして、これがダン・ケネディのいうところの「3M」。適切なmediaを使って、適切なmessageを 適切なmarketに送る。LINE@は、あなたの適切な市場にとって、適切なメッセージを届ける「適切な媒体」でしょうか?この3Mはどんなときも忘れてはいけない、まさに原則ですね。だから、もしあなたがLINE@を取り入れる場合は、これが「適切な媒体なのか?」と自問自答してみると良いかもしれません。

ちなみに…今回の例は、LINE@を取り入れない例でしたが、もちろんLINE@が適切な媒体であれば、無条件に取り入れますよ!実際、私が関わるビジネスでも、適切な媒体と判断して、LINE@をメインに使っています。だから、「3M」なんだってば!(笑)ってところですね。